古語:

紛れの意味

ゲストさん 辞書総合TOP
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

まぎれ 【紛れ】

名詞

見分けにくいこと。また、その所・時。


出典枕草子 はづかしきもの


「暗きまぎれに、懐に物など引き入るる人もあらむかし」


[訳] 暗い物の見分けにくいときに、懐に物など引き入れる人もいるだろうよ。


気が紛れること。気晴らし。


出典源氏物語 明石


「昔物語などせさせて聞き給(たま)ふに、少しつれづれのまぎれなり」


[訳] 昔の話などをさせてお聞きになると、少し退屈の気晴らしである。


ほかのことにとり紛れること。また、そのような用事・出来事。取り込み。


出典源氏物語 須磨


「その折の心地のまぎれに、はかばかしうも聞き置かずなりにけり」


[訳] その時の悲しい気分にとり紛れることで、はっきりと聞きおかないままになってしまった。


間違い。過ち。


出典世間胸算用 浮世・西鶴


「隠居の尋ねらるる年玉銀(としだまがね)にまぎれなし」


[訳] 隠居が尋ねられたお年玉の金に間違いがない。








紛れのページへのリンク
「紛れ」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

紛れのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




紛れのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS