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紛れの意味

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まぎれ 【紛れ】

名詞

見分けにくいこと。また、その所・時。


出典枕草子 はづかしきもの


「暗きまぎれに、懐に物など引き入るる人もあらむかし」


[訳] 暗い物の見分けにくいときに、懐に物など引き入れる人もいるだろうよ。


気が紛れること。気晴らし。


出典源氏物語 明石


「昔物語などせさせて聞き給(たま)ふに、少しつれづれのまぎれなり」


[訳] 昔の話などをさせてお聞きになると、少し退屈の気晴らしである。


ほかのことにとり紛れること。また、そのような用事・出来事。取り込み。


出典源氏物語 須磨


「その折の心地のまぎれに、はかばかしうも聞き置かずなりにけり」


[訳] その時の悲しい気分にとり紛れることで、はっきりと聞きおかないままになってしまった。


間違い。過ち。


出典世間胸算用 浮世・西鶴


「隠居の尋ねらるる年玉銀(としだまがね)にまぎれなし」


[訳] 隠居が尋ねられたお年玉の金に間違いがない。








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