「わたる」を解説文に含む見出し語の検索結果(161~170/229件中)
[一]自動詞カ行四段活用活用{か/き/く/く/け/け}一面に広がる。広くゆきわたる。出典千載集 春上「霞(かすみ)しく春の潮路(しほぢ)を見渡せば」[訳] 霞が一面に広がる春の海路を見渡すと。[二]他...
分類文芸和歌・連歌(れんが)の表現技法の一つ。古歌(典拠とする古歌を「本歌」という)の用語・表現・情趣などを採り入れて詠み、より複雑な趣を出す技法。新古今時代に盛んに行われた。たとえば、「苦しくも降り...
分類文芸和歌・連歌(れんが)の表現技法の一つ。古歌(典拠とする古歌を「本歌」という)の用語・表現・情趣などを採り入れて詠み、より複雑な趣を出す技法。新古今時代に盛んに行われた。たとえば、「苦しくも降り...
分類連語①ああ恐れ多いことよ。ああ慎むべきだ。出典竹取物語 火鼠の皮衣「『あなかしこ』とて箱に入れ給(たま)ひて」[訳] 「ああ恐れ多いことよ」と言って箱にお入れになって。②恐...
分類連語①ああ恐れ多いことよ。ああ慎むべきだ。出典竹取物語 火鼠の皮衣「『あなかしこ』とて箱に入れ給(たま)ひて」[訳] 「ああ恐れ多いことよ」と言って箱にお入れになって。②恐...
他動詞バ行下二段活用活用{べ/べ/ぶ/ぶる/ぶれ/べよ}(一)【押し靡ぶ】押しなびかせる。「おしなむ」とも。出典万葉集 四〇一六「すすきおしなべ降る雪に」[訳] すすきを押しなびかせて降る雪に。(二)...
接尾語①〔動詞および一部の助動詞の連用形、形容詞および形容動詞の語幹に付いて〕…のようすだ。…らしく見える。▽形容動詞の語幹をつくる。出典枕草子 すさまじきもの「人のもとに、わざと清げに書...
分類和歌「駒とめて袖(そで)うちはらふ陰もなし佐野(さの)のわたりの雪の夕暮れ」出典新古今集 冬・藤原定家(ふぢはらのさだいへ)[訳] 馬をとめて袖の雪を払う物陰もない。この佐野の渡し場の雪降る夕暮れ...
形容動詞ナリ活用活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}①手堅い。確かだ。しっかりしている。出典源氏物語 宿木「女方も、いとしたたかなるわたりにて」[訳] 女君の里方も、たいそうしっ...
分類和歌「津(つ)の国の難波(なには)の春は夢なれやあしの枯れ葉に風渡るなり」出典新古今集 冬・西行(さいぎやう)[訳] 摂津(せつつ)の国の難波のあの美しい景色の春は夢だったのか。今は、ただあしの枯...