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あらぬの意味

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学研全訳古語辞典

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あら-ぬ

連体詞

ほかの。別の。


出典枕草子 職の御曹司の西面の


「なほ説孝(のりたか)なめりとて見やりたれば、あらぬ顔なり」


[訳] やはり説孝であるようだと思って見てみると、別の顔である。


意外な。思いもかけない。


出典徒然草 一八九


「今日はそのことをなさんと思へど、あらぬ急ぎまづ出(い)できて紛れ暮らし」


[訳] 今日はそのことをしようと思っても、思いもかけない急なことが先にできて、そのことに気を取られて一日を過ごし。


いやな。不都合な。望ましくない。


出典平家物語 七・経正都落


「弓箭(きゆうせん)を帯し、あらぬさまなるよそほひにまかりなりて候へば」


[訳] 弓矢を身につけ、(参上するのには)不都合な姿である装いになっておりますので。


参考

ラ変動詞「あり」の未然形に打消の助動詞「ず」の連体形が付いて一語化したもの。








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