学研全訳古語辞典 |
あまざかる…
分類和歌
「天離(あまざか)る(=枕詞(まくらことば))鄙(ひな)の長道(ながぢ)ゆ恋ひ来れば明石(あかし)の門(と)より大和島見ゆ」
出典万葉集 二五五・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
[訳] 西の地方からの長い道のりをたどって、都を恋しく思いながらやって来ると、明石の海峡から、あの懐かしい大和の山々が見えるよ。
鑑賞
「長道ゆ」の「ゆ」は動作の経由する場所を示す格助詞。「大和島」は、海上から望む大和の山々を島といったもの。
あま-ざかる 【天離る】
分類枕詞
天遠く離れている地の意から、「鄙(ひな)」にかかる。「あまさかる」とも。
出典万葉集 二五五
「あまざかる鄙の長道(ながぢ)ゆ」
[訳] ⇒あまざかる…。
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