学研全訳古語辞典 |
あら-まほ・し
活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}
望ましい。理想的だ。
出典徒然草 一
「人はかたち、ありさまの、優れたらんこそあらまほしかるべけれ」
[訳] 人間は容貌(ようぼう)や風采がすぐれていることこそ、望ましいだろう。◆連語「あらまほし」が一語として用いられるようになったもの。
注意
連語と形容詞の二語があるので、区別に気をつけること。区別は文脈や意味から判断する。
あら-・まほし
分類連語
あってほしい。好ましい。
出典徒然草 五二
「少しのことにも先達(せんだつ)はあらまほしきことなり」
[訳] ちょっとしたことでも、指導者はあってほしいものである。
なりたち
ラ変動詞「あり」の未然形+希望の助動詞「まほし」
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