学研全訳古語辞典 |
がてら(に)
《接続》動詞型活用語の連用形に付く。…を兼ねて。…のついでに。…ながら。
出典源氏物語 賢木
「秋の野も見給(たま)ひがてら、雲林院(うりんゐん)に詣(まう)で給へり」
[訳] 秋の野もご覧になりながら、雲林院にもうでなさっている。
がてら(に)
《接続》動作的な意味を持つ体言に付く。…を兼ねて。…のついでに。…ながら。
出典源氏物語 行幸
「三条の宮に、御とぶらひがてら渡り給(たま)ふ」
[訳] (源氏は大宮のいる)三条の宮に、ご機嫌うかがいを兼ねて(大宮の孫の玉鬘(たまかずら)の存在を知らせに)いらっしゃる。
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