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きたなしの意味

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きたな・し 【汚し】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


よごれている。けがれている。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「きたなき所に、いかでか久しくおはせむ」


[訳] (このような)けがれたところ(=この世)に、どうして長い間いらっしゃることがあろうか、いや、ない。


見苦しい。


出典堤中納言 虫めづる姫君


「歯黒め、『さらにうるさし、きたなし』とて、つけ給(たま)はず」


[訳] お歯黒は、「いっそうわずらわしい、見苦しい」と言って、おつけにならない。


腹黒い。正しくない。


出典後撰集 恋五


「人はかる心の隈(くま)はきたなくて」


[訳] 人をだます心の奥は腹黒くて。


卑劣だ。ひきょうだ。


出典平家物語 九・一二之懸


「きたない殿ばらの振る舞ひやうかな」


[訳] ひきょうな殿方のやり方だなあ。◇「きたない」はイ音便。








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