学研全訳古語辞典 |
しき 【式】
①
一定のやり方。とりきめ。作法。
出典千載集 序
「やまとうたのしきを作れりける」
[訳] 和歌の作法を作ってしまった。
②
律令および格(きやく)の施行細則。
③
事情。次第。
出典増鏡 北野の雪
「そのほどのしき、言はずともおしはかるべし」
[訳] そのときの事情は、言わなくても推察できる。
④
「式神(しきがみ)」の略。
しき 【敷き】
物や箱の底に敷く物。ござなど、屋外で用いる物にもいう。
しき 【職】
①
役所の名称の一つ。「省」に属し、「中宮職」「春宮(とうぐう)職」「大膳(だいぜん)職」「左京職」「右京職」「修理(しゆり)職」などがある。
②
特に、「中宮職」のこと。
しき- 【頻】
〔名詞・動詞などに付いて〕繰り返し。しきりに。重ねて。「しき鳴く」「しき波」「しき降る」
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