学研全訳古語辞典 |
ず-ず 【数珠・珠数】
仏や菩薩(ぼさつ)を拝するときに用いる、小さな玉をつないで輪にした道具。唱名(しようみよう)や念仏などのときに、指先で玉を動かして回数を数えたり、手に掛けてすり合わせたりする。玉は菩提樹(ぼだいじゆ)の実や水晶などで作り、ふつう百八個を連ねて百八煩悩を除く意とする。念珠(ねんじゆ)。「じゅず」とも。
ず-・ず 【誦ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
「じゅす」に同じ。「ずす」「ずうず」「ずんず」とも。
出典伊勢物語 八二
「親王(みこ)、歌を返す返すずじ給(たま)うて」
[訳] 親王は、歌を繰り返し朗唱しなさって。
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