学研全訳古語辞典 |
たい-ふ
(一)
【大夫】律令制で、五位以上の者。また、のちに一般に、五位の者。
(二)
【大夫・太夫】
①
能・狂言・歌舞伎(かぶき)などの芸能で、技能にすぐれた者。また、一座の演技上の統率者。
②
歌舞伎の、主役の女形役者。
③
遊女の階級で、最上位の者。
④
伊勢(いせ)神宮の下級神官である御師(おし)。また、それが営む旅館。
参考
(1)一般に(一)は「たいふ」、(二)は「たゆう」と読む。漢字「大夫」は(一)にも(二)にもあるから、その読みは意味によって区別する。(2)「大夫」を「だいぶ」と読めば別の語。
たい-ふ 【大副】
「神祇官(じんぎくわん)」の次官の一つ。「少副(せふ)」の上位。
たい-ふ 【大輔】
「八省(はつしやう)」の次官の一つ。「少輔(せふ)」の上位。「おほすけ」とも。
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