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ははきぎの意味

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ははき-ぎ 【帚木】

名詞

草の名。ほうきぐさ。干して草ぼうきにする。[季語] 夏。


信濃(しなの)の国(長野県)の園原(そのはら)にあったという伝説上の木。遠くからは箒(ほうき)を立てたように見えて、近寄ると見えなくなるという。居るのに人に会わずに逃げる人や、情けがあるらしく見えて実のないことをたとえることもある。


出典源氏物語 帚木


「ははきぎの心を知らで園原の道にあやなくまどひぬるかな」


[訳] (伝説の)帚木のように実のない(あなたの)心を知らないで(帚木のある)園原の道(=恋の道)にわけもなく迷ったことだなあ。


参考

「ははきぎ」の「はは」に「母」を言い掛けることもある。








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