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ひとびとしの意味

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学研全訳古語辞典

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ひとびと-・し 【人人し】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


世間並みである。


出典源氏物語 総角


「ひとびとしくもてなさばやと」


[訳] 世間並みに(姫君として立派に)扱いたいと。


(身分・家柄・容姿などが)一人前である。かなりの程の人である。


出典蜻蛉日記 下


「この大夫(たいふ)をひとびとしくてあらせ給(たま)へ」


[訳] この大夫(=道綱)を一人前にしてください。








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