学研全訳古語辞典 |
ふり-まさ・る 【旧り増さる・古り増さる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
いっそう古くなる。ますます老いる。歌では、多く「降り増さる」にかけて用いる。
出典古今集 冬
「雪もわが身もふりまさりつつ」
[訳] 雪もますます降るし、私自身もますます老いていく。
ふり-まさ・る 【降り増さる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
ますます降る。降りつのる。
出典源氏物語 幻
「いとせきがたき涙の雨のみふりまされば」
[訳] (亡くなった紫の上をしのんで)とてもせき止めがたい涙の雨ばかりが降りつのるので。
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