学研全訳古語辞典 |
まとは・る 【纏はる】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
①
「まつはる[一]①」に同じ。
出典狭衣物語 一
「紐(ひも)どものまとはれたりける」
[訳] 紐などがからみ付いていた。
②
「まつはる[一]②」に同じ。
出典更級日記 大納言殿の姫君
「姉妹(あねおとと)の中につとまとはれて、をかしがりらうたがるほどに」
[訳] (猫が)姉妹の間にぴったりまとわりついて、(姉妹が)おもしろがりかわいがっているうちに。
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
「まつはる[二]」に同じ。
出典沙石集 七
「五、六尺ばかりなる蛇(じや)、まとはりて」
[訳] 五、六尺ばかりの蛇が、(妻に)巻き付いて。
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