「強う」を解説文に含む見出し語の検索結果(311~320/410件中)
終助詞《接続》文の言い切りの形に付く。①〔強く念を押す〕…ね。…よ。出典枕草子 大進生昌が家に「あけむとならば、ただ入りねかし」[訳] (女性の部屋に)入ろうというのなら、さっさと入ってし...
副詞①すばやく。さっと。出典竹取物語 御門の求婚「このかぐや姫、きと影になりぬ」[訳] このかぐや姫は、さっと(実体のない)影になってしまった。②しっかりと。確かに。出典枕草子...
分類和歌「君が住む宿の梢(こずゑ)をゆくゆくと隠るるまでもかへり見しはや」出典大鏡 時平・菅原道真(すがはらのみちざね)[訳] あなたが住んでいる家の木々の梢を、都を離れ西へ向かって遠ざかって行きなが...
分類和歌「来こむと言ふも来(こ)ぬ時あるを来(こ)じと言ふを来(こ)むとは待たじ来(こ)じと言ふものを」出典万葉集 五二七・大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)[訳] 「来よう」と言っても、...
分類連語①…だなあ。…ことだ。…だぞ。▽感動・詠嘆を込めて強く指示する。出典平家物語 九・木曾最期「日ごろはなにともおぼえぬ鎧(よろひ)が、今日は重うなったるぞや」[訳] いつもはなんとも...
分類和歌「年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり佐夜(さや)の中山」出典新古今集 羇旅・西行(さいぎやう)[訳] 年老いてから再び越えることができると思っただろうか、いや思いはしなかった。命があった...
分類連語①…と言っては。▽会話を引用する。出典落窪物語 二「『かう病み給(たま)ふがわびしさ』とては、また寝入りぬ」[訳] 「こんなに痛がりなさるのがつらいことだ」と言っては、また寝入って...
分類俳句「ほろほろと山吹(やまぶき)散るか滝の音」出典笈の小文 俳文・芭蕉(ばせう)[訳] 滝の音がごうごうと響きわたっている。滝のほとりの山吹の花が、その音に誘われるかのようにはらはらと散っているこ...
分類連語①…ものか。…ていいものか。▽非難の意をこめて問い返す意を表す。出典源氏物語 夕顔「人離(ひとばな)れたる所に、心とけて寝(い)ぬるものか」[訳] 人気(ひとけ)のない所で、安心し...
終助詞《接続》活用語の連体形に付く。①〔反語〕…だろうか、いやそうではない。出典徒然草 一三七「花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ見るものかは」[訳] 桜の花は満開のときに、月はかげりの...