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あやふ・しの意味

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学研全訳古語辞典

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あやふ・し 【危ふし】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


あぶない。危険だ。


出典徒然草 一〇九


「いとあやふく見えしほどは言ふ事もなくて」


[訳] (高くて)大変危険に思われた間は何も言わないで。


不安だ。気がかりだ。


出典徒然草 一八六


「轡(くつわ)・鞍(くら)の具に、あやふきことやあるとみて」


[訳] 馬の轡や鞍などの馬具に、気がかりなところがありはしないかと見て。


不確実だ。


出典平家物語 五・富士川


「平らかに帰り上らむこともまことにあやふき有り様どもにて」


[訳] 無事に帰京することも本当に不確実なようすであって。








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