学研全訳古語辞典 |
あゆ 【東風】
東風(ひがしかぜ)。「あゆのかぜ」とも。◆上代の北陸方言。
あ・ゆ 【肖ゆ】
活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}
似る。あやかる。
出典源氏物語 帚木
「長き契りにぞあえまし」
[訳] 長く変わらぬ縁にあやかりたかったであろうに。
あ・ゆ 【落ゆ】
活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}
①
(花・実などが)落ちる。
出典万葉集 四一一一
「あゆる実は玉に貫(ぬ)きつつ」
[訳] 落ちる実は飾り玉として糸に通して。
②
(血・汗などが)したたり流れる。
出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの
「すずろに汗あゆる心地ぞする」
[訳] むやみに冷汗がしたたり流れる気持ちがした。
あゆ 【鮎・年魚・香魚】
淡水魚の名。細長く、体長二十センチほど。
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