古語:

いぶかしの意味

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いぶか・し 【訝し】

形容詞シク活用

活用{((しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ)}


心が晴れない。気がかりだ。


出典万葉集 六四八


「相見ずて日(け)長くなりぬこのころはいかに幸(さき)くやいぶかし我妹(わぎも)」


[訳] 会わないで長い日数がたちました。このごろはどうですお元気ですか。気がかりです、あなたよ。


不審である。疑わしい。


出典徒然草 二一九


「横笛の五(ご)の穴は、いささかいぶかしき所の侍(はべ)るかと」


[訳] 横笛の五の穴(=夕(さく))については少々不審な点がありますかと。


(ようすが)知りたい。見たい。聞きたい。


出典源氏物語 夕顔


「雨夜(あまよ)の品定めののち、いぶかしくおもほしなる品々のあるに」


[訳] 雨の夜の批評以来、ようすが知りたいという気持ちにおなりになるいろいろの階層(の女)があるので。


参考

「いぶかし」と「ゆかし」の違い 「いぶかし」が、不審・不明なことを明らかにしようとする気持ちが強いのに対して、類義語の「ゆかし」は、興味をそそられたり愛着を感じたりして心が引かれ、知りたくなるようすを表す。








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