学研全訳古語辞典 |
きら・ふ 【嫌ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
いやがる。いやがって退ける。いやがって遠ざける。
②
(選び)区別する。分け隔てする。
出典平家物語 五・奈良炎上
「大衆(だいしゆ)も老少きらはず、七千余人、甲(かぶと)の緒(を)をしめ」
[訳] 衆僧も老人も若いのも区別しないで、七千人余がかぶとをかぶり。
きら・ふ 【霧らふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
(霧・霞(かすみ)などが)辺り一面に立ちこめる。
出典万葉集 八八
「秋の田の穂ほの上(へ)にきらふ朝霞(あさかすみ)」
[訳] ⇒あきのたのほのへにきらふ…。◆上代語。
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