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さがなしの意味

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学研全訳古語辞典

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さが-な・し 【性無し】

形容詞ク活用

活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}


意地悪だ。性格が悪い。


出典源氏物語 桐壺


「春宮(とうぐう)の女御(にようご)のいとさがなくて」


[訳] 皇太子の母の女御が、たいそう意地悪であって。


口うるさい。口が悪い。


出典源氏物語 末摘花


「着給(たま)へる物どもをさへ言ひ立つるも、物言ひさがなきやうなれど」


[訳] お召しになっているもののことまであれこれ言うのも、言い方が口うるさいようだが。


いたずら好きだ。やんちゃだ。


出典徒然草 二三六


「さがなき童(わらはべ)どものつかまつりける、奇怪に候ふことなり」


[訳] いたずら好きな子供たちがいたしましたことで、けしからんことでございます。








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