学研全訳古語辞典 |
なふ
《接続》動詞の未然形に付く。
活用{なは/○/なふ/なへ(のへ)/なへ/○}
〔打消〕…ない。…ぬ。
出典万葉集 三四二六
「会津嶺(あひづね)の国をさ遠み逢(あ)はなはば」
[訳] 会津の山のある国が遠いので会わないならば。◆上代の東国方言。
-な・ふ
名詞、副詞、形容詞の語幹などに付いて、その動作・行為を行う意の動詞をつくる。「商(あき)なふ」「占(うら)なふ」「いざなふ」「諾(うべ)なふ」「甘なふ」
参考
多く四段に活用し、まれに下二段にも活用する。
な・ふ 【萎ふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
「なゆ」に同じ。
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