学研全訳古語辞典 |
みづ 【水】
①
水。
②
庭の遣(や)り水。
出典徒然草 五五
「深きみづは涼しげなし。浅くて流れたる、はるかに涼し」
[訳] 深い遣り水は涼しそうではない。浅く流れている方がずっと涼しい。
みづ 【瑞】
①
若々しくて生き生きと美しいこと。
②
めでたいしるし。瑞兆(ずいちよう)。
出典日本書紀 皇極
「これ、蘇我(そが)の臣(おみ)の栄えむとするみづなり」
[訳] これは、蘇我の臣が栄えようとする瑞兆である。
参考
①は、「みづ枝(え)」「みづ穂」などのように接頭語的に用いられることが多い。
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