学研全訳古語辞典 |
て・る 【照る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
光り輝く。
出典万葉集 四二九二
「うらうらにてれる春日(はるび)に」
[訳] ⇒うらうらに…。
②
美しく輝く。照り映える。
出典万葉集 二三五二
「玉のごとてらせる君を」
[訳] 玉のように美しく輝いていらっしゃるあなたを。
と・る 【照る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
照(て)る。
出典万葉集 三五六一
「日がとれば雨を待(ま)とのす君をと待とも」
[訳] 太陽が照ると雨を待つように、(私は)あなたを待つことだ。◆「てる」の上代の東国方言。
照るのページへのリンク |