古語:

うたかたの意味

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学研全訳古語辞典

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うた-かた 【泡沫】

[一]名詞

(水に浮かぶ)あわ。多く、はかないもののたとえに用いられる。


出典方丈記 


「淀(よど)みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし」


[訳] (川の)流れの滞っている所に浮かぶ水のあわは、一方では消え、同時に一方ではできて、そのまま(川の面に)長くとどまっている例はない。


[二]副詞

少しの間。「うたがた」とも。▽あわが、はかなく消える意から。


出典源氏物語 真木柱


「ながめする軒のしづくに袖(そで)ぬれてうたかた人を偲(しの)ばざらめや」


[訳] 長雨が降る軒のしずくとともに、もの思いに沈む私は袖をぬらしながら、少しの間でもあなたを思い出さずにはおられましょうか。








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