学研全訳古語辞典 |
るい 【類】
①
同類。仲間。
出典竹取物語 竜の頸の玉
「竜(たつ)は鳴る雷(かみ)のるいにこそあれ」
[訳] 竜は雷の同類であったのだ。
②
一家。一族。親類。
出典源氏物語 玉鬘
「姉おもとはるい多くて、え出(い)で立たず」
[訳] 姉君は一族が多くて、(都へ)とても出発できない。
③
縁故。知人。
出典更級日記 子忍びの森
「頼もしう迎へとりてむと思ふるい、親族(しぞく)もなし」
[訳] 頼みがいがあって(私を)迎えて引き取ろうと思う知人・縁者はいない。
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