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何としての意味

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学研全訳古語辞典

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なに-と-し-て 【何として】

分類連語


どうやって。どのようにして。なぜ。▽理由などについての疑問の意を表す。


出典徒然草 二四三


「人はなにとして仏には成り候ふやらん」


[訳] 人はどうやって仏にはなるのでしょうか。


どうして…か、いや、…ない。▽反語の意を表す。


出典鬼の継子 狂言


「身共がためにも継子(ままこ)ぢゃものを、なにとして食ふものぢゃ」


[訳] 自分にとっても継子であるのを、どうして食べるものか、いや、食べはしない。


なりたち

代名詞「なに」+格助詞「と」+サ変動詞「す」の連用形+接続助詞「て」



なんと-して 【何として】

副詞

どうして。なぜ。▽疑問の意を表す。


出典好色一代男 浮世・西鶴


「方様(かたさま)はなんとしてここに御(ご)ざります」


[訳] あなた様はどうしてここにいらっしゃるのですか。


どうして(…か、いや、…ない)。▽反語表現に用いる。


出典武悪 狂言


「討たうとは思うたれど、なんとして身が討たうぞ」


[訳] (お前を)討とうとは思ったが、どうして私が討てようか、いや、討てはしない。








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