学研全訳古語辞典 |
もの-おも・ふ 【物思ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
物思いにふける。思い悩む。
出典竹取物語 かぐや姫の昇天
「月のおもしろく出(い)でたるを見て、常よりもものおもひたるさまなり」
[訳] (かぐや姫は)月が趣深く出ているのを見て、いつもよりも物思いにふけっているようすである。
もの-も・ふ 【物思ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
「ものおもふ」の変化した語。
出典万葉集 三七八二
「雨隠(あまごも)りものもふ時に」
[訳] 長雨のために家に閉じこもり物思いをしているときに。
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