こきでん

学研全訳古語辞典

こき－でん 【弘徽殿】

名詞

平安京内裏（だいり）の後宮（こうきゆう）七殿の一つ。清涼殿の北、登花殿の南にあり、東の麗景殿と向き合う。皇后・中宮・女御（にようご）などの居所であった。「こうきでん」とも。

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弘徽殿の女御

分類 人名; 『源氏物語』の作中人物。桐壺帝（きりつぼのみかど）の女御で第一皇子朱雀（すざく）帝の母。右大臣の娘で、朧月夜内侍（おぼろづきよのないし）の姉。帝の寵愛（ちようあい）をうける桐壺更衣（こうい）をねたみ、その子の光源氏（ひかるげんじ）をも憎む。