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さることの意味

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さる-こと 【然る事】

分類連語


そのようなこと。そういうこと。


出典竹取物語 貴公子たちの求婚


「いかでかさることなくてはおはせむ」


[訳] どうしてそのようなこと(=結婚)をせずにいらっしゃってよいでしょうか。


その通りのこと。もっともなこと。


出典徒然草 一


「げにさることぞかし」


[訳] なるほどもっともなことだ。


言うまでもないこと。もちろんのこと。


出典平家物語 三・足摺


「我等が召しかへさるるうれしさは、さることなれども」


[訳] 我々が呼び戻されるうれしさは、もちろんのことであるが。


たいしたこと。


出典宇治拾遺 九・五


「さることはなけれど、高く大きに盛りたる物ども持て来つつ据(す)ゆめり」


[訳] (田舎であるから)たいしたことはないが、高く大きく盛った品々を持って来ては据えてゆくようである。


なりたち

連体詞「さる」+名詞「こと」








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