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さるべきの意味

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さる-べき 【然るべき】

分類連語


そうなるはずの。そうなるのが当然な。そうなる運命の。


出典源氏物語 桐壺


「さるべき契りこそはおはしましけめ」


[訳] (桐壺(きりつぼ)帝には桐壺の更衣との間に、早く死別するという)そうなるはずの前世からの約束がおありになったのだろう。


しかるべき。適当な。それにふさわしい。相応な。


出典源氏物語 夕顔


「娘をば、さるべき人に預けて」


[訳] 娘をしかるべき人に預けて(=ふさわしい男と結婚させて)。


相当な。立派な。優れた。れっきとした。


出典枕草子 すさまじきもの


「さるべき人の宮仕へするがりやりて、恥づかしと思ひゐたるも、いとあいなし」


[訳] (身分も)相当な女で、宮仕えをしている人のところに(自分の婿を)取られて、気恥ずかしく思っているのも、まことにおもしろくない。


なりたち

ラ変動詞「さり」の連体形+推量(当然)の助動詞「べし」の連体形








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