学研全訳古語辞典 |
しか-あれ-ば 【然あれば】
分類連語
そうであるから。そうだから。
出典宇治拾遺 一五・一二
「顔回(がんくわい)といふ者ありき。かしこく教え給(たま)ひしかども、不幸にして命短し。(略)しかあれば、かしこき輩(ともがら)はつひにかしこき事もなし」
[訳] 顔回という者がいた。りっぱに教えていらっしゃったが、不幸にして短命だった。(略)そうであるから賢い仲間が結局大変よいということではない。
なりたち
副詞「しか」+ラ変補助動詞「あり」の已然形+接続助詞「ば」
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