学研全訳古語辞典 |
せう-そこ 【消息】
手紙。便り。
出典源氏物語 帚木
「日ごろ経(ふ)るまで、せうそこもつかはさず、あくがれまかりありくに」
[訳] 何日かたつまで、(女に)手紙もやらず、ふらふらとさまよい出歩いておりますうちに。
訪問すること。取り次ぎを依頼すること。
出典枕草子 大進生昌が家に
「わざとせうそこし、よびいづべきことにはあらぬや」
[訳] わざわざ取り次ぎを依頼し、呼び出さねばならないほどのことでもないよ。
参考
「消」は死ぬ、「息」は生きるの意味で、安否などの状況の意味。
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